A.
適応症の「湿疹・皮膚炎」に含まれますので、アトピー性皮膚炎にも使用できます。
開発時の臨床試験成績は、以下の通りでした。
<成人>
アトピー性皮膚炎患者を含む湿疹・皮膚炎患者にタリオン錠10mgを1日2回、2週間経口投与したところ、最終全般改善度(中等度改善以上)は、63.1%(65/103例)、副作用発現率は8.5%(10/117例)でした[1]。
<小児>
アトピー性皮膚炎患者(7~15歳)にタリオン錠10mgを1日2回、2週間経口投与した二重盲検比較試験において、そう痒スコア(最終評価時)のベースラインからの変化量(平均値±標準偏差)はそれぞれ-0.674±0.723及び-0.634±0.762であり、共分散分析(投与群を因子、投与前スコアを共変量)の結果、タリオン錠20mg/日のケトチフェンフマル酸塩ドライシロップに対する非劣性が検証されました(スコア変化量の調整済平均値の群間差の95%信頼区間上限が0.4以下)[2]。
また、副作用発現率は、タリオン群2.0%(3/151例)、ケトチフェンフマル酸塩群5.3%(8/152例)であり、投与群間で発現率に差は認められませんでした[2]。
「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」[3]では、抗ヒスタミン薬は、抗炎症外用薬と保湿外用薬による治療との併用でそう痒を軽減する可能性があるとされ、これらの外用療法の補助療法として非鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬の使用が提案されています。タリオンは、非鎮静性第二世代抗ヒスタミン薬に分類されます。
| 参考資料: |
[1] |
石橋 康正 他:臨床医薬/13/5/01383~01400/1997 |
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[2] |
川島 眞 他:臨床医薬/31/3/00235~00251/2015 |
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[3] |
日本皮膚科学会、日本アレルギー学会:日本皮膚科学会雑誌/134/11/02741~02843/2024 |
[管理番号:6323]
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[ 2026年2月 更新 ]