Q.全身型重症筋無力症(gMG)†の臨床試験について、抗AChR抗体陽性患者と抗MuSK抗体陽性患者それぞれの有効性・安全性の結果はありますか?
A.
gMG患者を対象とした第III相国際共同試験(MINT試験)において、抗AChR抗体陽性及び抗MuSK抗体陽性の各集団の有効性・安全性を検討しています。結果は以下の通りでした。
<有効性>[1]
■抗AChR抗体陽性集団:26週時点におけるMG-ADLスコア及びQMGスコアのベースラインからの変化量は、プラセボ群と比較して、ユプリズナ群で有意に改善されました。
■抗MuSK抗体陽性集団:26週時点におけるMG-ADLスコアのベースラインからの変化量は、プラセボ群と比較して、ユプリズナ群で有意に改善されました。26週時点におけるQMGスコアのベースラインからの変化量は、ユプリズナ群とプラセボ群の間に有意な差はみられませんでした。
| 抗AChR抗体陽性集団 | プラセボ群 (n=93) | ユプリズナ群 (n=95) | p値* |
| 26週時点におけるMG-ADLスコアのベースラインからの変化量 |
| 最小二乗平均値 | -2.4 | -4.2 | |
| 群間差(95%信頼区間) | -1.8(-2.9~-0.7) | 0.002 |
| 26週時点におけるQMGスコアのベースラインからの変化量 |
| 最小二乗平均値 | -2.0 | -4.4 | |
| 群間差(95%信頼区間) | -2.5(-3.9~-1.0) | 0.001 |
| 抗MuSK抗体陽性集団 | プラセボ群 (n=24) | ユプリズナ群 (n=24) | p値* |
| 26週時点におけるMG-ADLスコアのベースラインからの変化量 |
| 最小二乗平均値 | -1.7 | -3.9 | |
| 群間差(95%信頼区間) | -2.2(-4.2~-0.2) | 0.03 |
| 26週時点におけるQMGスコアのベースラインからの変化量 |
| 最小二乗平均値 | -3.0 | -5.2 | |
| 群間差(95%信頼区間) | -2.3(-5.3~0.7) | 0.13 |
* 治療、ベースライン時の抗体状況(抗AChR抗体陽性又は抗MuSK抗体陽性)、ベースライン時のステロイド使用状況、QMGベースラインスコア、MG-ADLベースラインスコア、来院、及び来院と治療との交互作用を共変量としたMMRMに基づく。
<安全性>[2]
■抗AChR抗体陽性集団:無作為化比較期間における有害事象発現率は、ユプリズナ群が81.1%(77/95例)、プラセボ群が73.7%(70/95例)でした。ユプリズナ群で認められた主な有害事象は、COVID-19及び頭痛[各11.6%(11/95例)]、上咽頭炎及び尿路感染[各8.4%(8/95例)]でした。
■抗MuSK抗体陽性集団:無作為化比較期間における有害事象発現率は、ユプリズナ群が79.2%(19/24例)、プラセボ群が70.8%(17/24例)でした。抗MuSK抗体陽性集団で認められた主な有害事象は、頭痛[29.2%(7/24例)]、COVID-19、咳嗽及び関節痛[各8.3%(2/24例)]でした。
†効能又は効果:全身型重症筋無力症(ステロイド剤又はステロイド剤以外の免疫抑制剤が十分に奏効しない場合に限る)
| 参考資料: |
[1] |
Nowak RJ, et al.:N Engl J Med/392/23/2309~2320/2025 |
|
[2] |
2026年9月承認時CTD2.7.4.2.1 有害事象の解析(承認時評価資料) |
[管理番号:18387]
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[ 2026年9月 更新 ]
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